【動画】総工費40億…隈研吾氏設計の市役所が7年で劣化
世界的に有名な建築家、隈研吾氏が設計した群馬県富岡市の市役所が、完成からわずか7年で劣化の兆候を見せていることが明らかになりました。2018年に総工費40億円をかけて完成したこの市庁舎は、隈氏の特徴である木材を多用したデザインで注目を集めましたが、予想外の早さで問題が浮上しています。
富岡市の調査によると、市庁舎の軒裏の金具にサビが発生し、塗装がはがれている状態が確認されました。さらに、SNSでは「市庁舎の外装で使われている木材が腐食している」という投稿が見られ、市民の間で懸念が広がっています。
市は今後、修繕工事を行う予定であることを発表しました。注目すべきは、その費用を隈研吾建築都市設計事務所と施工業者が負担する方向で協議が進められていることです。隈研吾事務所は、「不燃合板に注入された薬剤が及ぼす影響を厳密に把握できず材料選定を行ったことが原因の一端である」と説明しています。
この問題に対し、SNSや5chでは様々な意見が飛び交っています。
「40億円もかけて7年で劣化って、税金の無駄遣いじゃないの？」
「デザイン重視で実用性を軽視した結果かも。」
「隈研吾氏の責任は重いけど、施工業者のチェックも甘かったのでは？」
「木材を使った建築の難しさを感じる。メンテナンスコストも考慮すべきだった。」
富岡市役所の問題は、隈研吾氏が設計した他の建築物にも注目を集めることになりました。
栃木県那珂川町の馬頭広重美術館（参照）：
開館から24年で大規模改修が必要となり、約3億円の費用がかかることが判明。
木材の劣化が著しく、黒ずみや隙間の拡大、折れや崩れが目立つ。
京王線高尾山口駅（東京都八王子市）（参照）：
完成から9年でカビが目立つようになっている。
建築の専門家からは、隈研吾氏の作品に対して次のような指摘がなされています（参照）：
「材木の使い方に疑問が残る。防腐処理やニス塗装の不足が原因か。」
「デザイン性と耐久性のバランスを再考する必要がある。」
「地域の気候条件を考慮した材料選択が重要。」
隈研吾氏の革新的なデザインと木材を活かした建築は、完成時には高い評価を受けることが多いものの、経年劣化の問題が顕在化しつつあります。富岡市役所の事例は、建築デザインの美しさと実用性、そして長期的な維持管理のバランスの重要性を改めて問いかけています。
今後は、隈研吾氏の事務所と施工業者による修繕工事の進捗状況や、他の自治体での同様の問題の有無について、注目が集まることでしょう。また、建築界全体として、デザイン性と耐久性を両立させる新たな技術や方法の開発が求められるかもしれません。
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